パソコンでゲームをするとなるとマウスとキーボードを使うことが一般的です。
理由としてはやはりパッドに比べて、マウスとキーボードのほうが優れている点があるからで、今までパッドでゲームをしてこなかった人も使えるようになるメリットは大きいと思います。
でもそんなすぐには慣れないし、しばらく使ってみたけど無理そうだという人向けにいくつか対策を紹介します。
キーボード操作だけ苦手な場合の対策
ずっとパッドを使っていた人にとっては、やはりキーボードの左手操作がネックになる場合は多いでしょう。
逆にマウス操作が苦手というケースは少ない印象です。
そして「マウス操作の快適さ便利さは実感していて、キーボードだけがどうしても慣れずどうにかしたい」と考える人は意外といます。
この場合、時間をかけて慣れるという手段のほかに、道具に頼る方法として次の2つがあります。
左手にパッド、右手でマウスを持つ(モンゴリアンスタイル)
左手はパッドを持ち、スティックと左側のボタンを使います。
右手はマウスでそのままです。
このスタイルはパッドを持っていればすぐ出来ることがメリットです。
デメリットとしては、使えるボタンが少ないこと、ゲームによってはうまく動かないことがあります。
使えるボタンの数はキーボードに比べて激減してしまうので、サイドボタンの多いマウスが欲しいところです。
また、最近では『マウスキーボード』と『パッド』のどちらを使っているかゲーム内で認識して、表示や挙動を変えるケースがあります。
そういったゲームだとマウスとパッドで同時に入力したときにうまく動かないことがあります。
左手用のゲーミングデバイスを使う

こちらが本命、パソコンには画像のような『左手用デバイス』という便利アイテムがあるんです。
左手でこのデバイスを使い、右手でマウスを操作します。
左手用ゲーミングデバイスの特色としては、パッドのスティックに近いものが付いていて、左手の親指1本でキャラ操作することが出来ます。
そして残りの4本指で上部キーを操作します。
パッドのスティックの操作感と、キーボードのキーをたくさん使える便利さ、どちらも持ち合わせた夢のようなデバイスです。
すべのキーやスティックには好きな設定を割り振れるので、キーに移動を設定し、スティックには別の操作を設定することも出来ます。
メリットは上記の内容で、デメリットはというと『選択肢が少ない』、『値段が高め』の2点です。
現状ではRazer(レイザー)から発売されている2種類から選ぶことになります。
『Orbweaver Chroma』と『Tartarus V2』の違い
似ている2つですが選ぶ時に気を付けるポイントを2つ。
1.キーの種類の違い
それぞれ『メカニカル』、『メカメンブレン』と名前がついていて、異なる特徴があります。
『メカニカル』は押した時のスイッチ感がしっかりあり、大き目のカチャカチャ音が出ます。
『メカメンブレン』は『メカニカル』よりスイッチ感がやわらかく、音も控えめになっています。
2.ホイールの有無
キーの右下にあるホイールを使うかどうかです。
ホイールがある分、キーが1個少なくなっています。
親指でスティック操作をする場合だと位置的にちょっと人差し指が届きづらいかもしれませんね。
今後発売される予定の『タクティカルアサルトコマンダー F14』
以前はLogicoolの『G13』という左手デバイスがありましたが現在開発中止となっていて、Amazonではプレミア価格で売られています。
この『G13』を使っているFF14の吉田プロデューサー監修のもと、HORIが開発したものが『タクティカルアサルトコマンダー F14』です。
2019年中に発売される予定とのことで、左手デバイスの選択肢の1つになりそうですね。
すべてのゲーマーに捧げる、左手用デバイス「TACTICAL ASSAULT COMMANDER F14 FINALFANTASY XIV EDITION」の予約がついに始まりました✨#FF14 #XIVLive #HORI
— HORI /ゲーム周辺機器のホリ (@HORI__OFFICIAL) June 15, 2019
ご予約・詳細はURLから👉https://t.co/q7TgVL0vuV
製品情報はこちら👉https://t.co/r0lgR8PTD9 pic.twitter.com/SF8yzLhH1r
マウスとキーボードどちらも苦手な場合
まずはマウスに慣れよう
マウスはゲーム以外でもパソコンを操作しているうちに自然と慣れてくるはずなので、とにかくマウスを使い続けましょう。
ゲームでうまく使えないなら
「パソコン操作では不便に感じないけどゲームだと出来ない」
この場合に考えられることはマウス感度が合っていない可能性です。
パソコンの操作でも、ゲーム内の操作でも、それぞれマウス感度は設定で変えられます。
感度を下げたり上げたりして操作しやすい感度を探しましょう。
FPSなどで相手をうまく狙えない場合は、感度が高すぎることが多いです。
マウスを真横に動かして、キャラが真後ろを向くまでに何cmマウスを動かす必要があるか測ってみてください。
5cm未満なら超絶ハイセンシ(高感度)で、うまく狙えない原因の可能性が高いです。
※センシ=sensitivity(感度)、ローセンシ(低感度)、ミドルセンシ(中感度)と言われる
eスポーツのプロ選手でも感度は人によって違いますが、一番多いのは20cm前後と言われています。
感度が高いほど細かい操作が要求されるので、狙いにくい場合は感度を下げて試してみてください。
どうしてもムリなら
マウスだけでも慣れれば左手デバイスを使えるのですが、どうしても慣れそうにない場合はあきらめてパッドを使いましょう。
PS4、XBOXのパッドならUSB接続するだけでsteamなどのクライアントは認識してくれます。
ただ、マウス操作こそがPCでゲームをする利点とすら言えるので、ぜひマウスは使えるようになってほしいなと思います。
とは言っても、どれでも使える人でもゲームによって使い分けです。
選択肢の多さがPCでゲームをするメリットの1つですからね!