ドスパラで発売されているゲーミングPC『GALLERIA AXG』のレビュー記事になります。
このモデルはハイエンドモデルのグラフィックボード『RTX2080 SUPER』とCPU『Ryzen 7 3700X』を搭載し、高画質で快適なプレイを存分に楽しむことが可能なモデル。
とにかくキレイな画質や快適さを求める方におすすめのモデルになります。
それでは搭載されている各パーツの性能やオススメしている理由などを解説していきます。
『GALLERIA AXG』のスペック
| OS | Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属) |
| CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
| グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX2080 SUPER 8GB |
| マザーボード | ASRock X570 Phantom Gaming4 |
| メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
| SSD | 512GB NVMe SSD |
| ハードディスク | 2TB HDD |
| 電源 | 700W 静音電源 (80PLUS GOLD) |
| 光学ドライブ | 無し (※カスタマイズで選択可能) |
| サイズ | 207（幅）×520.7（奥行き）×450.2（高さ） mm |
| 価格 |
上で書いたパーツは、パソコンを選ぶ際に特に注意しておきたい箇所です。
最高級スペックのグラボ『RTX2080 SUPER』とハイスペックCPU『Ryzen 7 3700X』の組み合わせ
ゲーミングPCにとって一番重要なパーツのグラボに、トップクラスの性能を持つ『RTX2080 SUPER』を使っています。
とにかく『キレイな画質』や『なめらかさ』を求める方はこのグラボを搭載しているPCがオススメ。
そしてグラボと並んでゲーミングPCに重要なCPUにも高いパフォーマンスを発揮する『Ryzen 7 3700X』を搭載。
この組み合わせなら当面は贅沢な環境でのゲームプレイが可能です。
その他パーツの性能も申し分なしのスペック
グラボとCPU以外のパーツについても、快適なゲームプレイに必要なスペックを十分満たしているので、このままの状態で購入できるモデルです。
光学ドライブ（CD、DVD、ブルーレイ）だけはデフォルトで搭載されていないので、必要なら追加しましょう。
『GALLERIA AXG』各パーツについて一言解説
OS（Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)）
デフォルトで『Windows 10 Home 64ビット』が入ってることが多いです。
普通にゲームしたり、ネットしたり、ワードやエクセルで作業したりする分には『Windows 10 Home 64ビット』を選んでおけばOKです。
CPU（AMD Ryzen 7 3700X）
AMD社製品のCPUです。
Intel社の方が圧倒的に知名度が高いため、「何それ？Intel選べばOKでしょ？」と思われるかもしれませんが、最近のAMD製CPUは性能とコスパのバランスがすばらしい。
ハイエンドモデルによく搭載されるIntel製CPUは『Core i7-9700K』と『Core i9 9900K』の２つですが、性能と価格で比較するとこんな感じになります。
性能：低『Core i7-9700K』＜『Ryzen 7 3700X』≦『Core i9 9900K』 高
価格：安『Ryzen 7 3700X』＜『Core i7-9700K』＜『Core i9 9900K』 高
性能面では『Core i7-9700K』よりも上、場合によって『Core i9 9900K』と同じくらいのパフォーマンスを発揮します。
それなのに値段は『Core i7-9700K』よりも安いといった、コスパ最強CPUです。
CPUはゲームだけでなくすべての処理の速さに影響するパーツ。
値段も高いため、しばらくは買い換えなくてもすむような性能を持ったものが欲しいですよね。
今は『Ryzen 7 3700X』が最もおすすめできるCPUになります。
グラフィックボード（NVIDIA GeForce RTX2080 SUPER）
『RTX2080 SUPER』は2019年7月から発売されている新しいモデルで、グラボの中で上から2番目の性能です。
「できるだけ高画質でプレイしたい！」
「なめらかヌルヌルのフレームレートでプレイしたい！」
そんな方に今オススメなのは間違いなくこのグラボです。
『RTX2080 SUPER』の上に『RTX2080Ti』がありますが、『RTX2080 SUPER』も最高画質や4K解像度でプレイするには十分すぎる性能です。
そして価格面でいうと、性能差に比べて結構な差があります。
基本的にパソコンは性能が一番良いものとなると値段が飛びぬけていることが多く、コスパは悪くなりがちです。
また、『RTX2080 SUPER』は新しく発売されたモデルということも選ぶポイントです。
基本的に新モデルは旧モデルと比べて機能が高くなっているため、『RTX2080』ではなく『RTX2080 SUPER』を選ぶのが良いでしょう。
ということで、性能の高さを求める方には価格とのバランスも含めて『RTX2080 SUPER』がオススメです。
マザーボード（ASRock X570 Phantom Gaming4）
マザーボードの選び方として必ず確認することは次の2点です。
『CPUが装着できるか』
『ケースのサイズに合っているか』
BTOパソコンならここは問題ないので安心です。
他には『メモリを増やすためのスロットがあるか』などの拡張性を考えて選びます。
このマザーボードも2019年7月に発売された新しいものなので、必要な機能は揃っていて特に問題はありません。
メモリ（16GB DDR4 SDRAM）
メモリは作業に必要なデータを一時的に保存するためのパーツです。
例えると机の広さ 。机が広いほど色々な作業を同時に進めることができる。机のスペースが狭いと道具を片付けては持ってきてと作業効率が悪くなる。
メモリが少なくて足りなくなると、何か作業をしているときに画面が白くなってパソコンがすぐ固まります。
ゲームをする上で必要なメモリ容量は16GBで、8GBでは足りません。
SSD（512GB NVMe SSD）＋ HDD（2TB）
SSDとHDDはデータを保存するためのパーツです。
例えると本棚の大きさ。メモリとは違い長期的に保管するためのもの。SSDはデータ転送速度が速く、HDDは遅い。
両方あわせた容量で考えれば十分な容量の標準装備となっています。
データ転送速度が速いSSDに保存するものはOS（Windows）とゲームになると思います。
プレイするゲームによりますが、最近の3Dで作りこまれたゲームは容量が非常に大きいです。
・Apex Legends 22GB
・SEKIRO 25GB
・MONSTER HUNTER: WORLD 30GB
・FINAL FANTASY XIV 60GB
・FINAL FANTASY XV 100GB
こういったタイトルを複数プレイする場合は、512GBでは足りなくなるかもしれません。
管理人はOS用に256GB、ゲーム用に512GB、2つのSSDを使っています。
3年近くたってゲーム用はいっぱいになってしまって、ゲーム用は512GBよりも1TBでよかったなと思っています(笑)
プレイしないゲームをアンインストールしてやりくりすれば大丈夫ですが、消さずに入れておきたい場合は512GBを1TBに変更するか、追加するのもアリですね。
電源（700W 静音電源 (80PLUS GOLD)）
電源は壁のコンセントから電力を取ってきて、パソコン用のエネルギーに変換するパーツです。
地味ながら実はなかなかに重要なパーツで、しかも消耗品です。
気にする点は2つ、『電源容量』と『電気変換効率』。
まず電源容量（700W）の大きさが大きいほど、USBなどでたくさん機器を接続することができます。
700Wあれば足りなくなることはそうそうないでしょう。
『80PLUS GOLD』は電気変換効率を表していて、BRONZE、SILVER、GOLDと良くなっていきます。
これが良いほど、省エネ性能が上がり電気代の節約、電源寿命が長くなる、と全体的にプラスになります。
700W (80PLUS GOLD）ならゲーミングPCに欲しい性能を満たしています。
光学ドライブ（なし）
CDやDVD、ブルーレイを使うためのパーツです。
デフォルトのモデルでは搭載されていないため、使う予定がある場合は追加しましょう。
必要になってから追加することもできますが、内蔵タイプにしたい場合は自分でケース開けて接続することになります。
難しい作業ではありませんが、注文時に追加すれば組み込んでくれますので手間がかからずに済みますね。
後から外付け追加ならUSBで繋ぐだけで使えます。ただし置く場所が必要になります。
サイズ（207（幅）×520.7（奥行き）×450.2（高さ） mm）
ゲーミングPCを使ったことがない、見たことがない場合は要チェックです。
普通のパソコンに比べるとケースは大きいので、置く予定の場所に収まるか必ずチェックしましょう。
パーツのサイズが大きい
ケース内の熱対策でエアフローを作るため
CPUとグラボをがっつり働かせるとかなり高温（80℃くらい）になります。
そして温度が上がり続けるとPCは強制的に再起動されてしまいます。
さらに再起動されるだけじゃなくパーツに負荷がかかり寿命も減ってしまうため、熱対策はとても重要なのです。
『GALLERIA AXG』はより性能の高いゲーミングPCを求める人におすすめ
ゲーミングPC選びにおいて『CPU』と『グラボ』は一番重要なポイントです。
『GALLERIA AXG』は特に高性能なグラボと、これまたハイスペックなCPUを使用しているため、現状では最高クラスの高画質で快適なゲームプレイを楽しめます。
その他のパーツも高性能なものを使用されているので、特別なこだわりがなければ変更しなくても大丈夫ですね。
値段は20万円を超えますが、かなりハイスペックで長く使うことが出来るため、実はコスパで考えるとミドルレンジよりも良くなる場合が多いです。
値段は多少上がっても、快適さや上質なゲームプレイを求めている方向けのモデルですね。
